リスくん観察日記

2012年7月生まれの通称リスくんを観察する日記

丑三つ時の攻防戦〜夜泣き攻略法〜 

一歳ごろに夜泣きがピタリと止まった息子リスくん。だけれども、保育室に通いはじめた環境の変化によるものか、リスくんの夜泣きが復活した。

 

私が夜泣きや寝かしつけで考えている作戦は、必殺「何もしない」だ。

何もしないで、となりに横たわる。背中をトントンすらしない。森に何十年と横たわる倒木のように動かない。品が良くない言い方をすれば、まぐろ状態だ。

「私は女優、倒木になりきるのよ」と言い聞かせ、主役のリスくんに蹴られようが覆いかぶさってこようが鼻の穴に指をつっこまれようが動かない。

唯一、リスくんが舞台(布団)から落ちそうになったときだけ、黒子役にさま変わりして、舞台(布団)中央にもどす。

 

子どもは世の中のルールを学び中だから、泣けばあやしてもらえるというルールを極力つくらないようにしたい。

寝かしつけに関しては、成功?していて、布団に寝そべさせれば疲れているときは数秒、そうでないときは20分くらいで寝る。

 

寝かしつけで「何もしない」という作戦なのは、他にも理由がある。子育てコミックエッセイ『ママはテンパリスト1』(東村アキコ)の1つのエピソードを読んだからだ。息子の寝かしつけに苦労している母親(著者)が、父親にもその苦労を味あわせようとしたところ、すんなりいつも寝かしつけできる。何をしているのかのぞいたら、何もしていなかったという話だ。

 

ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

ママはテンパリスト 1 (愛蔵版コミックス)

 

 

 

なーんだ、何もしなければいいのでは。夜泣きがしんどくて、寝ても覚めても、寝てもらうことばかり考えてしまっていた私は、これを決行することにした。

泣いても何もしてもらえないと、放置された子供の心理面を気にした。が、よくよく考えれば、欧米は子供部屋にひとりで寝させてほっておくし、断乳時はいずれ泣かせてしまう。そして私の心理面への影響のほうが深刻で、このままいくとリスくんを恨んでしまいそうだった。であれば、母子ともに穏やかにすごすことが大事なのだ。リスくんと二人暮らしの密室で、私が暴走したらだれも止める人がいない。

 

で、夜泣きの復活。何もしない作戦決行だ。

 

保育室にあずけることへの罪悪感からか、リスくんの「あーあー」という泣き声が「僕を預けたな〜、僕を預けたな〜」と聞こえる。

 

昨晩の夜泣きは長く、1時間くらいかかった。自分の泣き声に陶酔し音量をあげ、悲しい気持ちも盛り上がるらしく、西へ東へじたばた寝返りする。

完全にこじらせた感があった。リスくんは目を閉じながら泣いていたので、まぐろや倒木の役に飽きた私は、枕元に忍ばせたiphoneをいじる。

しばらくすると、半目をあけたリスくんが仁王立ちになりこちらを見ている。げっげっバレた。急いでIphoneを隠し、ふただび役に集中する。

さらに泣きじゃくるので観念して、リスくんを腕のなかに抱きしめた。そうしたらすーっと寝た。

 

私の負けだ。リスくん。

私たちの戦いは今後もつづく。

添い寝もしない、真の「何もしない」寝かしつけ法を確立するまで。〜続〜

 

〜追記〜

夜泣き対策。臨床心理士の方が夜泣きを減らす方法について考えています。きっと、何もしないで泣かし続けるって結論になるのだろうな。参考までに。

 

http://apital.asahi.com/article/nayamu/2013103000008.html